
どうも、マタキです。(@matak1fuku0ka)
僕が薄毛や抜け毛で悩み始めたのは20年ほど前からですが、当時一番困ったのは科学的に効果的な方法にたどり着くこと。今ほどインターネットが発達しておらずブログなどもないので完全に手探りです。
結果はドラッグストアで効果のありそうなシャンプーを購入したり、サプリメントを購入したり、ネット広告で見かける胡散臭い商品を購入してお金と時間を無駄にするだけでした。
全部、それっぽい効果があるようにプロが演出してるだけで実際のところ効果なんてありません。それなら今頃日本からハゲは消えているはず。でも、現実はそうじゃないですよね。
そこで、これからAGA治療、つまり薄毛治療を行う方が同じように貴重なお金と時間をロスしないためにも実際に効果のある「医薬品」をご紹介します。
花粉症には花粉症の薬を飲むように、薄毛には薄毛の薬を飲むことが薄毛治療の第一歩です。
僕は実際にAGA治療の医薬品を使用して1年ほどで次の写真のように改善しました。

効果があることはこれで分かっていただけるかと。
ヘアサイクルの乱れを制するものがAGAを制する
AGA治療で使用する医薬品の理解を深めるためにAGAの仕組みを知っていただきたいので次のイメージをご覧ください。
アデランスから借りてきました。
ヘアサイクルに関する記事はアデランスのサイトが分かりやすいのでリンクを貼っておきます。
https://www.aderans.co.jp/kamiwaza/kami_trivia/hair_loss_hair_cycle/
ものすごい噛み砕いてお伝えすると
DHT(ジヒドロテストステロン)なるホルモンのせいで成長期が異常に短縮されてしまってヘアサイクルで髪の毛が成長しない時期の割合が多くなって最終的にはツルツルになっちゃうよってことです。
成長期を取り戻そう:フィナステリドかデュタステリドを使おう
まず真っ先にしなくてはいけないのは、成長期が異常に短くなってしまっている状況の改善。
ここで登場するのがフィナステリドとデュタステリド。
先ほどのヘアサイクルの話に戻りますが、そもそもDHTというモンスターが生まれなければいいわけです。そもそもこのDHTというモンスターは男性ホルモンが5αリダクターゼに反応して生まれるモンスターなので、反応しないようにしてやればいい。
これこそがフィナステリドとデュタステリドの役割です。
どうして2種類あるのかと疑問に思うかと思うので解説しておきますね。
実はDHTの原因となる5αリダクターゼには「Ⅰ型」と「Ⅱ型」の2種類があります。
フィナステリドが阻止できるのはⅡ型と呼ばれる5αリダクターゼのみなのに対して、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方を阻止します。
なら最初からデュタステリドを使用すればいいのではないかと思うかもしれませんが、フィナステリドとデュタステリドでは大きく異なる点があります。
デュタステリドの場合は「重度の肝機能障害」という副作用が認められています。
もちろん必ず発生するというわけではなく、フィナステリドで肝機能障害が認められたのは0.2%でデュタステリドは1.5%です。
さらに、医薬品は肝臓で代謝されるのであなたも使ったことがあろう解熱鎮痛薬も肝機能障害を起こす可能性はゼロじゃないです。
ちなみに一般的に知られているフィナステリドとデュタステリドの両方に共通する副作用はリビドー減退、勃起不全、射精障害といった具合に性機能に集中したものとなっております。この副作用が出たら服用は中断した方がいいでしょう。
成長期にレバレッジをかける:ミノキシジル
フィナステリドもしくはデュタステリドで髪の毛が抜ける原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)が発生するのを防ぎヘアサイクルを整えたら次にやることは髪の毛の成長をブーストさせることです。
そこで登場するのがミノキシジル。
ミノキシジルは最初は高血圧用の医薬品として使用されていましたが、その副作用としてメカニズムは不明ですが、「毛が生える」ことが分かりました。
毛乳頭細胞や毛母細胞の活性化での発毛ではないかと言われていますが、結果的にAGAに効果があるのならメカニズムについては不明でも構いません。気にはなりますけどね。
iPhoneが便利なのは知っているけど、使う時にはハードやソフトの仕組みまで詳しく知る必要はないでしょう?あくまでツールなので使うのが目的で技術的なことはエンジニアの人が知っていればいいだけです。
ただし、副作用については理解しておきましょう。
もともとが高血圧用の医薬品なので血管を拡張させて血圧を下げる作用があります。だから高血圧でもないのに使用した場合は低血圧の症状が出る可能性があるわけです。
具体的には
むくみ
動悸、息切れ
体毛が濃くなる
といったものがあります。
僕も動悸や息切れを経験しましたが、これはミノキシジルの摂取量が多ければ、多いほど出やすくなります。使用する場合は最初は少量から使用するようにしてください。
僕はいきなり5mgを使用してものすごい動悸に襲われて意識が飛びかけました。それ以来5mgを4分割にして朝昼晩の3回に分けて服用するようにしています。早く発毛効果を得ようと焦って大量に服用するのは厳禁です。
おっかない医薬品で服用するのが怖いと思う方もいるかもしれませんが、このような低血圧の副作用が出る可能性があるのは内服の場合でリアップのような外用であればここまでの副作用はそこまで気にする必要はありません。もちろん、出ないわけではないですよ。気なる方はコチラからリアップの添付文書をご確認ください。
初期脱毛
実は今回ご紹介したフィナステリド、デュタステリド、そしてミノキシジルを使用すると共通して起こりうる現象があります。
それが、初期脱毛。
初期脱毛とはAGA治療薬を使用し始めた頃に一時的に抜け毛が増えること。
AGA治療薬がしっかり効いている証拠ですから、落ち込まないようにしましょう。とは言え、ある程度は凹むと思います。僕は初期脱毛が起きると想定される初期は丸坊主にして周囲の人間に悟られないようにしてました。
初期脱毛のメカニズムも明らかにはなっていませんが、一般的にはAGA治療薬で生えてきた新しい髪の毛が古い髪の毛を押し出していると言われています。
大事なのは一時的に抜け毛が増えたからといってAGA治療薬の服用をやめてしまわないこと。筋肉痛になったから筋トレをやめてしまえば、たくましい体を手に入れるのは不可能なように初期脱毛の段階で医薬品を使用するのをやめては発毛のチャンスを自分から手放すようなものです。
初期脱毛は恐るるに足らず、初期脱毛の向こうにある新しい髪の毛の成長を楽しみに待ちましょう。
どの組み合わせで使用するのがいいの?
フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルを紹介してきたわけですが、どのように組み合わせて使えばいいのか?について体験ベースでお伝えします。
僕自身の経験から振り返ってこのタイミングでこの医薬品を使用していたら、最適だったなぁというあくまで個人的な提案です。
AGAの兆候が出てきて抜け毛が少し気になり始めたら
本当に初期の段階でAGAに気づけた場合は本当にラッキー。
この場合であれば、フィナステリドの使用で十分の可能性が高い。
もしフィナステリドを使用して半年経っても抜け毛が減らないようならデュタステリドに切り替えてみよう。僕はグズグズしていて切り替えるまでに時間をかけてしまったので後悔しています。
AGAが中程度に進行している
頭皮が透けて見えるように感じるレベルになったら待ったなしの状況の一歩手前。
フィナステリドもしくはデュタステリドを使用しつつ、ミノキシジルの外用で対抗します。
AGAがかなり進行している
もう頭皮が透けて見えてしまって誰がどう見ても第一印象はハゲと思われる末期の状況…
フィナステリドもしくはデュタステリドを使用するのはもちろんですが、ミノキシジルも外用と内服のフルコンボで立ち向かわないことにはAGAには抵抗できないでしょう。
まとめ
以上がAGA治療で本当に効果のある医薬品。
AGAの治療を行う場合はドラッグストアの男性化粧品コーナーにある医薬品や医薬部外品に頼るのではなく、今回紹介した医薬品を使用するのが近道であり王道です。
YouTubeで流れてくる薄毛に効きそうなサプリやトニックなどは詐欺商品なので絶対に手を出してはいけません。
クリニックに行って処方してもらうか、個人輸入で購入するようにしましょう。
参考までに僕がオオサカ堂で個人輸入している医薬品を紹介しておきます。
デュタステリドはコチラを使用。300錠入っていて価格は約13,000円で1日換算すると40円くらい。
ミノキシジルタブレットはコチラ。3ボトル(=300錠)をまとめ買いで価格は約6000円で1日換算すると20円くらい。
使っている医薬品はこの2つだけなのでAGA治療にかけているのは月に約2000円ってとこですね。飲み会に行くよりも安い値段でAGA治療ができるのが個人輸入のメリット。オオサカ堂はポイントも結構溜まりやすいので実際はさらに安く購入してます。
さらに、僕が実践してQOLが上がったルーティーンなどをまとめたnoteもあるので興味がある方は覗いてみてください。有料ですが、飲み会1回分くらいの値段でAGA治療を成功させた裏側とかおすすめのサプリとか微妙なサプリとか全部まとめてます。実際にAGA治療をした人から話を聞く機会なんてあんまりないと思うので酒でも飲みながら話を聞くくらいのエンタメと思っていただければ。
https://note.com/matakifukuoka/n/n6e924af4ca1d