
「今年こそは周りと差をつけたい!」
「去年までの自分とは違う人間になりたい!」
「人生を変える習慣を身に着けたい!」
1月は新年のスタートということもあり、このようなことを考える人は多いかと思います。
例えば、僕も新年らしく1年の抱負について考えてみる【2022年の目標】で2022年に達成したいことをアレコレ考えました。
全てを達成できるかどうかはわかりませんが、少しでも確率を上げたいというのが本音ですし、これは僕に限った話ではないはず。
そこで今回は、
- 毎年目標を立てるものの挫折する
- 次々と目標を達成している人を見て焦る
- 挫折を繰り返し数年がたちヤル気すら起きない
という方に僕の体験談ベースで役に立った方法や考え方などを紹介したいと思います。
「お前、誰やねん!」と思う人のために、簡単に僕がここ数年で達成してきたことを紹介しておきますね。
ものすごい実績ではないけれど、そこそこの実績だと思うので、担保になればと。
- 浪費癖をなおして貯金ゼロから1年で100万円以上貯められた
- 副業Webライターとして自由に使えるお金を毎月3万円ほど稼げるようになった
- 投資で資産を2年間で1,000万ほど増やしてサイドFIREに近づいた
では本題に入りましょう!
達成できる目標を立てよう【目標を一口サイズに】

目標を達成したいのなら、目標を達成できるサイズにまで小さくするのがおすすめ。
言い換えると、指先にかすりもしないようなスケールの目標を立ててはいけません。
なぜならヤル気が全く起きないから。
例えば、肉汁たっぷりで湯気がホクホク出ている極上のステーキがあるとしましょう。
いかにも美味しそうなステーキですが、一口で食べられる人はいないはず。
まずナイフとフォークで一口大に切り分けてから少しずつ食べますよね。
目標を達成するときも同じ。
「これならできそう」と思えてペロリと平らげられそうなサイズにしちゃいましょう。
【実体験】僕がゼロから貯金100万円という目標を達成させた秘訣【再現性アリ】

小さな目標に切り分けると言っても、ピンとこないかもしれないので、僕がゼロから貯金100万円を達成したときのお話をします。
当時の僕は33歳の貯金ゼロ円浪費家独身男子。
このままだとお先真っ暗なのは確定路線なので、まずは貯金100万円という目標を掲げました。
しかし、これは引きこもりが勉強も練習もせずにフルマラソンに出場しようとするようなもの。
故障するのは目に見えていますよね。
もしもフルマラソンに出場するとしたら、あなたなら何をしますか?
僕なら、
- まずは町内を走って今の自分の体力を知る
- 初心者におすすめのトレーニング方法を調べる
- マラソン選手の習慣や考え方を調べる
- 調べたことを少しずつ身体になじませる
- 質のいい食事や睡眠について調べる
などから始めます。
貯金100万円も本質的には変わりなく、やったことは小さなことの積み重ね。
具体的には、以下の繰り返しです。
- 自分が何にお金を使っているのかを知る
- 無駄だと感じる支出は思い切ってカットしてみる
- 割安な購入方法がないか探してみる
シンプルですが、満足度を落とさずに”ちょうどいい生活費”を知るためには、この3つしかありません。
このことを意識するだけで、コンビニでの買い物をやめ、自炊を始め、利用していないサブスクを解約し、好きでもない人とのお茶や飲み会を断り、大手キャリアから格安SIMに乗り換えてしまいました。
その結果、10万円もあれば楽しく暮らせることが判明!
貯金が増えないほうが無理があるレベルですよね。
このときの最大のポイントは等身大の自分と向き合うこと。
SNSや書籍から影響を受けて、「秒速で成果を出す!」と息巻いても時間の無駄になるだけです。
どんな体型の人にも合うフリーサイズの服がないように、今の自分にぴったりの方法は自分で考えなくてはいけません。
SNSや書籍の情報は参考程度にしておきましょうね。
目標を達成したい理由を考えよう【理由がないと動けない】

目標と一緒に達成したい理由も考えるのもおすすめです。
これは、理由がなくては人はなかなか行動できないから。
かの文豪ドストエフスキーは、「死の家の記録」にて次のようなことを書いています。
「もっとも残酷な刑罰は、徹底的に無益で無意味な労働をさせることだ。」
要するに、やることに意味がなくては苦行でしかないということ。
またまた貯金100万円の話で恐縮ですが、貯金だって意味がなくては達成できません。
僕の場合は、貯金100万円プロジェクトに次の3つの意味を与えていました。
- 貯金100万円は精神安定剤になる
- 浪費癖を矯正して自制心が強くなる
- お金の問題に向き合うチャンスになる
30歳を過ぎてアラフォーに突入しようとしている独身男子としては意識が低すぎるかもしれませんが、意味なんて自分が納得できれば何でもいいと思って取り組みました。
このときも自分の頭で考えるのが超大切。
借り物の意味では、エンジンがかかりません。
マッチョな意見で申し訳ないのですが、価値観などは自分の頭で考えないとどうしてもエネルギーの純度が薄くなっちゃいます。
目標を達成しなかったらどんな悲劇が起こる?

目標を達成する意味を考えるのは難しい場合、次の質問を自分に投げかけましょう。
「目標を達成しなかったらどんな悪いことが起こるだろう?」
僕たちはどうしてもネガティブなことに反応しがち。
ネットニュースなどのタイトルは不安を煽るものが多く、つい覗いてしまったことがあるはず。
要するに、不安は人を行動させるわけですから、うまく利用しない手はありません。
例えば、もしも僕が貯金100万円を達成できなかったら、どんな結末が待っているでしょうか?
- 毎月の請求書に怯える生活を送る…
- 世の中のお金持ちを妬んで浅ましくなる…
- 自分より下の人間を見つけては安心する…
- 自分が貧しいのは世の中のせいにする…
なんてことになっていたのかなと思います。
もちろん、「貯金100万円がない人がこうなる!」というわけではなく、あくまで僕の妄想というか想像ですよ。
妄想や想像は侮れません。
「思考は現実化する」と言いますが、頭の中で考えたことは良くも悪くもパワフル。
目標に向かって進むのがつらいときには、なりたくない自分から逃げるのもアリですよ。
目標を定期的に確認する【迷子にならないために】

ほとんどの人は目標は立てるけど、定期的な確認を忘れています。
「大事な目標なんだから忘れるわけがないだろう」と思うかもしれませんが、あなたはいくつ自分が立てた目標を覚えていますか?
忘れてはいないものの、スラスラと思いだすのは難しいのではないでしょうか?
目標を確認せずにいることは、コンパスを確認せずに航海するようなもの。
漂流する確率は跳ね上がります。つまり、目標を達成することなく1年が過ぎ去ってしまうわけです。
解決策としては、
- 紙に書いて見えるところに貼る
- Googleカレンダーの繰り返し予定に設定する
- 人に言う
などを実行してきました。
確認するたびに、「あっ、自分はこれを達成したいと思っていたんだ」と思い出せるので行動を修正しやすくなります。
目標を達成できなくても落ち込まない【成長はしてるはず】

目標を確認すると、「目標達成には程遠い…。」と思うこともあるかと思いますが、気にしなくてOKです。
大事なのは、過去の自分と比べて前進していること。
「千里の道も一歩から」と言いますが、いきなり大きくレベルアップすることはありません。
もしかしたら、身の回りに急にレベルアップしたように感じる人がいるかもしれませんが、彼らは見えないところで努力をしています。
そもそも、他人と自分を比べる意味はありません。
100人いれば、100通りの人生がありますし、レベルアップするタイミングも人それぞれ違います。
SNSの登場で自分と他人を比べやすい環境ですが、いつだってライバルは昨日の自分。
目標達成を邪魔する障害を排除してブーストしよう

目標を達成しやすくする方法や考え方よりも、実は目標達成を邪魔する障害を排除するほうが効果的だったりします。
ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでも思ったように前に進めないのと同じです。
達成したい目標があるなら、達成を妨げるものはなるべく断捨離しちゃいましょう。
例えば、
- 過度なメールチェック
- SNS
- アプリのプッシュ通知
- 傷をなめあうだけの人間関係
などは間違いなく貴重な時間を奪っていきます。
ついついメールボックスをチェックしたり、調べ物をしているうちにSNSを覗いてしまったり、プッシュ通知を気にしてアプリを開いてしまったり、愚痴を言い合ったりと目標達成にこれっぽっちも貢献しない行動を減らしていくだけでも時間とエネルギーのロスを防げるもの。
とは言え、完全にゼロにすると味気のない人生になるので、段階的に減らしつつ、ちょうどいいラインを探してみてください。
寄り道したってOK!昨日の自分より少しでも成長できればいい
1月は目標を立ててヤル気が出る人も多いと思いますが、達成できなかったときの自己嫌悪も強烈。
中には、「今年も目標を達成できなかった。自分はどうしようもないヤツだ…。また1年を無駄にしてしまった…。」なんて思う人もいるかもしれませんが、問題はないかと思います。
なぜなら、目標を達成できなかったかもしれないけど、目標に向かって前進はしているはず。
言い換えると、成長はしていると思います。
1年前の自分ではできなかったことができるようになっていたり、考え方が磨かれていたりと前向きな変化は思ったよりも多いもの。
あんまり他人と比べて落ち込んだりせずに、今日の自分を少しでも越えられたらそれで十分立派じゃないでしょうか?