
こんにちはマタキ(@matak1fuku0ka)です。
抜け毛やフケや痒みをどうにかしたい…という人が、大体最初に考えるのが「シャンプーの買い替え」です。
日常で一番頭皮に影響を与えていそうなのは、確かにシャンプーですよね。
しかし、「シャンプーの歴史」そのものに関心を持ったことがある人って少ないのでは?
僕自身もAGAで抜け毛、フケ、痒みというトラブルを解決するためにシャンプーをアレコレ試すまではシャンプーという存在は当たり前すぎて知ろうともしませんでした。
ところが、髪の毛のトラブルを解消するためにはシャンプーの歴史を知っておかないと問題は一生解決しない!ということに気がついたんですよ。
なぜなら、あなたの頭皮トラブルは現代シャンプーが引き起こしたものかもしれないから!
トラブルを引き起こしている元凶を知ることで、効果的な頭皮の環境を健康にする対策が打てるのではないでしょうか?
今回の記事では洗髪とシャンプーの歴史について紹介します。
洗髪の歴史:マジで洗ってなかった…

平安時代:年に1回くらい
なんと平安時代では大掃除するか!って感覚で洗髪していたとのこと。今の僕たちからすると、不潔だなぁ。臭くない?と思いそうですよね。
しかも平安時代の女性の美人の条件は「超ロングヘア」…
その手入れは想像を絶するものでして調べたところによると、そもそも一人では洗髪しない。二人がかりだったり、臭くなるのでお香を使って髪に香りをつけたりと洗髪は一大イベント。
もしかしたらこの時代の日本の女性は現代の香水の香りがキツイ海外の人くらいの香りを放っていたのかもしれない…
江戸時代:月1〜2回
平安時代に比べると確実に頻度が上がりますが、それでも月に1〜2回。これはズボラだったとかそういうわけではなくて、ちゃんと理由があります。
その理由とは
- 水が貴重
- ドライヤーもないので、天気を読む必要あり
- 準備と洗髪そのものに時間がかかり1日仕事になる
というもの。
確かにこれなら毎日の洗髪は気が狂っていると思われかねない行為。
ただし、これは『かなり意識が高い女子力高め女子』に限るというもので、一般的には月に1回も洗えば十分だったのではないでしょうか。
昭和戦後:月1〜2回
戦後は銭湯の全盛期ということもあり、月に1〜2回と急激に洗髪回数が増える。やはり設備が整い始めたのが洗髪頻度の向上の理由。ちなみに当時は洗髪は別料金。
昭和30年ごろ:5日に1回
この頃になると各家庭にお風呂がある、つまり内風呂が普及してきます。さらに現代でも使用している液体シャンプーが登場したことで洗髪頻度がグッと上がる。
1980年代:週2〜3回
僕は1986年生まれなのですが、確かにこのくらいの感覚でシャンプーしてましたね。友達もこのくらいの頻度だった。まだまだ当時は今のように毎日シャンプーってのは少なかったなぁ。
1990年代半ば:ほぼ毎日
この頃になるとどういうわけかシャンプーはほぼ毎日するのが当たり前という文化に気がついたらなってました。そのカラクリは後編で!
ただし、この頻度は10代〜20代女性でして、僕の場合は母が潔癖だったので毎日シャンプー…
2015年:ほぼ毎日
そして21世紀の今日では年齢に関係なくほぼ全ての方が一部高齢者を除きほぼ毎日シャンプーをしているという状態!昭和からの頻度と比較すると恐ろしいくらいにシャンプーする頻度が爆上がり。
ってことは当然ながらシャンプーを販売している企業の売り上げは上がっているわけじゃないですか?
シャンプーするようになったから、企業の売り上げが上がったのか?あるいは企業がシャンプーをする頻度を上げるように仕組んだから、シャンプーの頻度が上がったのか?
答えは後者。
その秘密は花王のシャンプーのキャッチコピーの歴史を振り返るとよく分かるので、ざっくり振り返っていきましょ。
キャッチコピーから振り返るシャンプーの歴史

1932年「せめて月二回は!」
1935年「御洗髪は一週一度!」
1965年「夏の髪洗いは5日に1度!」
1983年「毎日洗うからわかるの髪にやさしいって」
という具合でして、まるで消費税のように上昇しております。これだけ上昇させれば、そりゃ売り上げは上がりますよね。さらにシャンプーの回数が増えていくにつれて頭皮や髪の毛のトラブルが発生するようになったので今度はそのトラブルを解消するシャンプーやトリートメントやヘアパックを開発するという鬼のような商売魂を発揮してさらに売り上げを上げてくるという自作自演っぷりですが、多くの人はそのことには考えもしないでドラッグストアで今日もシャンプーを買い求めてます。
まとめ:企業のマーケティングにカモにされるな
抜け毛や薄毛で困ったら、ドラッグストアやサロンでシャンプーを探すのはやめましょ。AGAであれば、抜け毛や薄毛の原因は遺伝子とホルモンだけど、フケや痒みってのはそもそも市販のシャンプーが原因で引き起こされてるパターンが多い。
僕はドラッグストアで店長をしてたこともあるので分かりますが、近頃のドラッグストアのシャンプーは完全に消費者を置いてけぼりでその進化は完全に頭打ち。パッケージをおしゃれにしたりとか本質から外れたことをして値上げしてくるとかクソみたいなことしか仕掛けてきません。後は芸能人のブランド力をフル活用するパワープレイがメインのように感じますね。
合わせて読みたい
それじゃ、一体どんなシャンプーを使えばいいんだ!?と思うかもしれませんので本当に髪の毛にいいシャンプーについて書いたこちらの記事もよければどうぞ!